氣・血・水は、東洋医学でもっともよく知られている概念ですが、
本当に理解しようとすると、なかなか難しい理論です。
生命は、水がなければ生きていけません。
生まれた時、体の70%が水です。
水があるところに生命が生まれ、水が生命を養います。
体も、体内の水の浄不浄によって生命力の高さが違います。
血が巡らなければ、命が衰えます。
血の力を引き出すには、『養血作用』が欠かせません。
血は、脳の働きや目の働きでもっとも著しく消耗します。
養血とは、血自身の精力を豊かにすることだけでなく、 血行作用を強化し、衰えさせないことまで含んでいる考え方です。
さらに血には、体を温める働きがあります。
滋養作用・保温作用・循環作用などすべて含んで『血(けつ)』といいます。
『氣』は、東洋の生命思想の中でもっとも難解な概念です。
生命は、 この氣の働きがないと、動きがなくなります。
生命の最大の特徴は、常に変化していることですから、動きが止まるということは、『死』を意味します。
『氣』が、変化を生みます。 自然界の変化は、昼夜を巡らせ、日時を入れ替え、四季が回転します。 人の変化は、成長から老化へと連なります。
氣は、陰陽の組み合わせで表現します。
これは、陰と陽が交差し、上下を入れ替え、交わっては離れ、離れては交わり、 絶え間なく流転しているのが、自然界の実体であることを表現したものです。
常に変化し、決して止まることがないのが実体なので、 東洋は、相対的でいつも変化(易)していることを重要視するのです。
変化を止めなければ美しさが姿を現し、若さが衰えません。
水も、血も、氣に誘導されて絶えず変化していてこそ、命を支えます。







