現代的に考えれば、『精』とは生命力やエネルギーのことです。
『氣』とは、自然界を様々に現象化させる力で、陰という要素と陽という要素が交流することで、次々と変化が起きる働きのことです。自然現象は、すべて陰と陽が交って生まれ、陰陽が交流しなくなれば、どんな現象もすべて一瞬で消えてしまいます。自然界は、陰と陽を複雑に組み合わせることで、多様な現象を生み出しています。もし、陰陽の組み合わせを自由にコントロールすることができれば、理に従う範囲内であれば生命現象も含めて自然現象を動かすことも可能になります。
『神』とは、しんと読み、自然界を支配している理のことです。理がなければ、エネルギーも制御できず、例えば体の中で今一番エネルギーを使う組織に十分なエネルギーを供給することもできず、陰陽の要素の交流で起きる自然現象も無秩序でバラバラになってしまいます。自然界では、四季も巡らなくなります。24節氣は、陰陽の交流が理によって支配され、1年間で15日単位で24の変化が生まれ、その仕組みを支配している理について教えたものです。
東洋の医学や哲学は、この3つの働きについて研究し学ぶ学問の体系です。生命が自然界の理に従い、秩序ある変化を繰り返し、生命エネルギーが無駄に損なわれて健康を失ったり、体と精神の秩序が破壊されて病気になってしまわないようにコントロールする、本来は実践的な学問であったのです。








